【格安SIMに乗り換えるためにやること】

まず初めに、大手キャリアから格安SIM会社やサブブランドなどに乗り換えるのは、正直言って面倒くさいです。
特に格安SIMの場合は店舗がないことも多く、自分で調べて、Web上や電話で契約しなければならないので、苦手な人にとってはハードルが高いかもしれません。
しかし、その面倒くさいことをすれば、月々の携帯代金は大幅に節約できます!!
「面倒くさいくて無理」と思う方はしなくて良いと思いますが、少しでも頑張って固定費を下げたいと思う方はぜひ乗り換えをおススメします。
私も知識ゼロから自分で調べて、乗り換えできたので、誰にでもできるはずです!
この記事では格安SIMに乗り換えるために必要なことを紹介しています。
基本、WEB上から自分で乗り換えをするための手順です。
難しいと思う方は【ワイモバイル】や【UQモバイル】などは店舗も多くあるので、店舗に行ってスタッフにやってもらうことをお勧めします。
しかし、店舗が限られていること、店舗なしの格安SIMは選べないという欠点がありますので、選択肢が狭まってしまいます。





乗り換えに必要なこと一覧
まず初めに、おおまかにSIMを乗り換えるのに必要なことを一覧で紹介します。
その後、詳細を書いていくので、分かる項目は読み飛ばしてもらったらと思います。
・現在の契約年数の確認
・メールアカウントの移行
・ポイントを使い切る
・月々のデータ使用量の確認
・どこに乗り換えるのかを決める
・SIMロック解除
・MNP予約番号の取得
・乗り換え先のSIM申し込み
・SIM到着後、SIMを差し替えて設定ができたら完了!
人によって飛ばせるところもありますが、基本的には上記9つが乗り換え手順になります。
乗り換えを検討している人は大丈夫だと思いますが、一応・・・
もし、「Wi-Fi環境がないけど、格安SIMに乗り換えたいな」と思っている人は、乗り換えの前にまずは、自宅にWi-Fiを設置することを先にしてください。

現在の契約年数の確認
だいたいのキャリアは2年縛りといって、2年間自動更新の契約になっているのではないでしょうか。そして、その契約更新月付近で解約をしなければ、違約金がかかってしまう・・・これがキャリアに縛られてしまう落とし穴です。
機種変更の時などに、「お得なプランで割引になる代わりに2年間使ってくださいね」と言ったことが知らず知らずのうちに行われています。
違約金がもったいない。と思うかもしれませんが、違約金は多くてもだいたいが1万円以内です。それなら、格安SIMに乗り換えようと思っている人は、更新月を待たなくても、違約金を払ってでも格安SIMへの乗り換えをお勧めします。
月々の支払いが安くなることを考えると、違約金分はすぐに戻ってきます。
解約のタイミング
下記を読み進める前に、先に今のキャリアを解約するタイミングですが、月末に解約できるように手続きを進めておくと、一番お得になるかと思います。
この先の手続きや、新しいSIMが届く期間等を考えると、月半ばぐらいから下記の手続きを進めていき、最終的に月末に現在のキャリア→新しい格安SIMに乗り換えるのがベストだと思います。
少なくとも、ギリギリで間に合わずに、月初にかかることだけは避けましょう。基本的に大手キャリアの場合、日割り計算がないので、1日でも利用してしまうと、その月は満額請求されることになります。
メールアカウントの移行

大手キャリアから乗り換えるということは、今まで使っていた@ezweb.ne.jpなどのキャリアメールが使えなくなることがほとんどです。
メールアドレスというのは、誰もが様々な会員などの登録に使用していると思います。
Facebook、TwitterなどのSNSに限らず、ネットショッピングの登録、メールマガジン・・・そのほとんどがメールアドレスを登録しているはずです。
これが中々の作業になってくるのですが、今後も必要なものは、乗り換える前に登録しているメールアドレスを変更しておかなくてはいけません。
無料で使えるメールアカウントは何種類かありますが、おすすめはGmailです。様々なアカウントとの連携も容易ですし、メール以外のサービスも無料で使えるものばかりですので、ひとつはGoogleアカウントを持っておくと良いと思います。
そのほか、Yahoo!メールなどもアカウントを持っている人は多いと思うので、そちらでも構いません。要はキャリアメールでなければ何でも良いんです。
以下に変更するものをいくつか載せておきますので、参考にしてください。
・Apple ID
・SNS(Facebook、Twitter、インスタなど)
・LINE
・ネットショッピング(Amazon、楽天、Yahoo!など)
・ネットバンク、ネット証券
・各会員(家電量販店、カラオケ、施設など)
・カレンダーアプリ
・ゲーム系アプリ
・その他
登録は人によって様々です。まずは、今受信しているメールを確認して、必要なものをひとつづつチェックしながら潰していくのが良いと思います。
次にスマホのアプリを見ながら、これもひとつづつですね。
中には変更を忘れてしまうと、後々かなり面倒になるものもあると思うので、変更忘れがないように注意して行ってください。
ゆっくりと時間を取って、少しずづやるのがおすすめです。一気にやると結構しんどいです(汗)
ポイントを使いきる
auポイント、dポイントなど、各キャリアに応じたポイントは乗り換える前に使い切っておいた方が良いです。
私はauで後からでも、使うことはできたのですが、ちょっと面倒だったりするので、先に使っておいた方が楽です。
今までポイントを放置していて、意外と溜まっている人もいると思います。
ポイントの確認はアプリや公式サイトからできます。
詳しい使い方に関しては、それぞれで違うので、各公式サイトを確認してください。
私の場合、auポイント→auPAYにチャージ→Amazonギフト券にしました。
Amazonギフト券は1円単位から交換できるし、有効期限も10年もあるので、普段から使っている人にはおすすめです。
データ使用量の確認
格安SIMを決めるうえで、重要になってくるのがプランの選択です。そのためには、まずは普段自分がどれだけのデータ量を使っているかを知る必要があります。
今までは、なんとなく店舗のスタッフが進めてくれるプランに入っていた方も多いのではないでしょうか。
しかし、格安SIMの場合、公式サイトなどで、どのようなプランがあるのかを自分で確認し、どれが合っているのかを見極める必要があります。
難しいように思うかもしれませんが、大手キャリアと違って、複雑なものは少なく、プランが分かりやすいので、月々使っているデータの使用量さえ分かれば、そんなに難しくはありません。
データの確認方法ですが、各キャリアによって多少違いますが、基本的には
au、ドコモなど、自分が使っている公式サイト(公式アプリ)へログイン→データ使用量と進めば見れます。
過去のデータも見れるので、自分が月々どれくらいのデータ使用量なのかをしっかり把握しましょう。
格安SIMの会社によって多少違いはありますが、3G、6G、10Gぐらいのプラン設定が多いので、この中から自分がどれだけあれば足りるのかを想定します。
もちろんこれ以上のプランもありますが、格安SIMを使うのであれば、この3つぐらいに抑えておくのが一番コスパが良いと思います。
後は容量以外に、YouTubeが見放題、Lineが使い放題など、格安SIM会社によって独自の追加プランがあったりするので、それらも合わせると、基本容量を節約したプランで抑えることもできます。
SIM会社を決める
月々のデータ使用量が把握出来たら、いよいよどこの格安SIM会社にするかを決めていきます。
また、乗り換え先と合わせて、どの料金プランにするのかも決めておきましょう。ここで決めておくことで、後の手続きもスムーズになってきます。
私の場合、ネットで「格安SIM おすすめ」などで検索して、いろいろなサイトを見たり、YouTubeで検索したりしました。
格安SIMといっても何社もあるので、どれが良いのか中々決めるのが難しいかもしれません。以下に私が調べた中でのおすすめを何社か載せておくので、参考にしてください。
ちなみに私は【楽天モバイル】と「BIGLOBEモバイル」で迷って最終的にBIGLOBEモバイルにしました。
BIGROBEモバイル
・キャンペーンが豊富
・エンタメフリーオプションが最高(YouTube/音楽アプリなどが使い放題)
楽天モバイル
・0円プランはなくなったが、それでも安い
・低用量~大容量まで幅広く対応できる
ahamo
・ドコモのサブブランドによる通信回線の速さ
・格安SIMの中では大容量のプランも充実
UQモバイル
・auのサブブランドによる通信回線の速さ
・実店舗が多数あるため、店員のサポートを受けれる
OCN モバイル ONE|ドコモのエコノミーMVNO
・スタイルに合わせた分かりやすい料金プラン
・ドコモの回線による安定した通信回線
LINEMO
・LINEのギガ数が減らない
・ソフトバンクのサブブランドで、安心感がある
上記以外にもいろいろとあるので、時間はかかりますが、各公式ページや評判などを見てみて、どこが自分に合っているのかをしっかりと見極めて、選んでください。
迷ったときは・・・もちろん自分が使っているBIGLOBEモバイルをお勧めします(個人的主観が入っているので、苦情は御遠慮ください)
BIGROBEモバイルについて
参考までに、私がBIGLOBEモバイルに乗り換えてどの程度安くなったのかを簡単に載せておきます。
詳細は別途記事を参考にして下さい。
・au(15年ほどお世話になりました)
・月々の支払い:約8,000円
・月々のデータ使用量:10G弱(Wi-Fi環境下)
・契約プラン:3G(1,600円)
・加入オプション:エンタメフリー(480円)
YouTubeなどの動画アプリ、AmazonMusicなどの音楽アプリが容量関係なしに使い放題
・月々の支払い:約2,000円
契約から半年はキャンペーン適用で、月々400円でした
・キャンペーン内容
基本料金1,200円引き、エンタメフリーオプション無料(6か月間)
通話料に関しては、auの時から通話オプションやかけ放題等は付けていなかったので、今回もつけていません。
通話料で多少の前後はあるものの、BIGLOBEモバイルに乗り換えたことで、月々4,000円~6,000円も節約することができています。
乗り換え初年度に限ってはキャンペーンなどもあったため、年間で15万円ほど節約できる計算になります。
元々二人の携帯代が高かったのもありますが、ここまで安くなるとは正直思っていませんでした。
個人的にかなりおすすめな格安SIM会社です。
格安SIMでよく言われることがある、「通信速度が遅い」ということに関しても、今のところ問題なく、使用できています。速度計測したところ、auの時と比べると回線速度は確かに落ちていますが、体感できるほどではありません。
ちなみに住んでいるところは、愛媛県の田舎です。


SIMロックを解除する
通常、キャリアで購入した携帯にはSIMロックというものがかかっています。
基本的に格安SIMを使うには、これを解除する必要があります。
契約情報や電話番号が記載されたICカードのこと
スマホで電話やインターネット通信をするにはSIMカードが必須です
キャリア(au、ドコモなどの)で購入したスマホが、購入したところのSIMしか使えないようにロックしてある状態です。SIMロックがしてあることで、例えばドコモで購入したスマホはドコモの回線を使っているSIMしか使えないようになります。
このSIMロックを解除して、「どこのSIMでも使えるようにしよう」ということです。SIMロックを解除した状態のことを「SIMフリー」と言います。
※格安SIMといっても、大手3キャリアの回線のどれかを使っているので、auの回線を使っている格安SIMであれば、SIMロックを解除しなくても、auの携帯をそのまま使えはするのですが、今後さらに乗り換える時のことを考えると、ロック解除しておいた方が良いです。
SIMロックの解除は各キャリアによって多少異なりますが、自分が使っているキャリアのサポートページで行うことができます。
どうしても分からない場合は、店舗でもやってもらえますが、待ち時間を取られるし、3,000円程度の手数料が発生することがほとんどですので、できるなら自分でした方がお得です。
・購入から100日以上経過していること
・SIMロック解除対応の端末であること
・契約者本人の端末であること
・解約済みの端末に関しては解約から100日以内であること
・ネットワーク利用制限などの制限がかかっていないこと
※日数に関してはキャリアによって、多少違うので、気になる方は公式サイトを確認しください。
SIMロック解除(au)
My auにログイン→メニュー→契約内容手続き→SIMロック解除お手続きの方はこちら
公式サイトはこちらから↓↓
au公式サイト
SIMロック解除(ドコモ)
マイドコモにログイン→メニュー→サービス一覧→SIMロック解除
公式サイトはこちら↓↓
docomo公式サイト
SIMロック解除(ソフトバンク)
マイソフトバンクにログイン→メニュー→契約・オプション管理
公式サイトはこちら↓↓
ソフトバンク公式サイト
MNP予約番号を取得する
MNP(Mobile Number Portability)の略称
前と同じ電話番号のままで乗り換えできるように、事前に取得する予約番号のこと
今使っているキャリア(auなど)からこのMNP予約番号を取得し、次の格安SIM会社に番号を伝えることで、電話番号を変えることなく乗り換えることができます。
MNP予約番号の取得方法
- 電話で取得する
オペレーターにつながり、指示通りにするだけで簡単 - webで取得する
各公式サポートから手続き - 店舗で取得する
時間がかかるが、定員に聞きながらできる
電話での取得が時間も短く済むので、一番おすすめです。
au:0077-75470
ドコモ:151
ソフトバンク:*5533
受付時間:9:00~20:00
※上記は携帯電話からかける際の電話番号になります。
注意点
MNP予約番号は取得日を含めて取得してから15日間という有効期限があります。
ですので、予約番号を取得した後は、すぐに乗り換え先に申し込みをして、MNP予約番号を伝える必要があります。
乗り換え先をどこにするか迷うこともあるので、MNP予約番号に関しては、乗り換え先が決まってから取得する方が良いでしょう。
MNP転出手数料
MNP転出手数料はだいたいどこのキャリアも3000円ほどかかります。要は電話番号の引っ越し代として取られるわけです。
上記でも言った通り、MNP予約番号取得時点では料金もかかりませんし、解約になることもありません。
新しい格安SIM会社に申し込みをして、SIMカードが届いて、設定等が終わり、契約が完了した時点で以前のキャリアは解約となり、その時点でMNP転出手数料として約3000円がかかってきます。
SIMの申し込み
長いように感じたかもしれませんが、いよいよ自分が選んだ格安SIM会社に申し込みをします。
乗り換え先、料金プラン等も決まっていると思うので、後は申し込みをするだけです。一応、料金プラン等が自分に合っているのか等、最終確認しながら申し込みを行ってください。
SIMには3種類のサイズ(標準SIM、microSIM、nanoSIM)があるため、自分が使うスマホにあったサイズのものを選ぶようにして下さい。
最近は、nanoSIMが主流ですので、最近のスマホであれば、nanoSIMだとは思いますが、申込前にはしっかりと確認するようにしましょう。
新しいSIMを入れ替えて設定
通常、3日~1週間ほどで届くと思います。
SIMと一緒に設定の手順も一緒にはいっているはずなので、後は説明書を見ながら、手順通りにやれば完了です。
開通が完了すると、下記図のように電波の横にある通信会社名が変更されると思います。
au→BIGROBEに切り替わった時は、長年auを使ってきたこともあり、少し寂しいような気もしましたが(笑)。

まとめ

今までは近くにあるドコモやauの店舗に行って、定員の言われるがままに携帯を購入して、プランも良く分からず、勧められるままのものを契約して・・・という人も多かったのではないでしょうか。
今のネット環境が整った時代では、自分で調べて、自分で好きな会社と契約して・・・ということができる時代です。
少し難しいと感じたり、面倒くさいと感じる方がほとんどだとは思いますが、言っても最初だけです。
そのあとは今まで通り、スマホを使うだけです。
この最初の苦労だけで、月々の料金が、年間の料金が、10年間の料金が・・・と考えると、やらない理由を見つける方が難しいのではないでしょうか。
今では、スマホがない生活は考えられないほどに生活必需品になっているので、携帯代というのは、この先も何十年も支払い続けないといけない固定費なんです。
国が大手キャリアに向けて値下げを要求はしていますが(2020.11月現在)、格安SIMほどの料金にはならないと思っています。仮になってくれて、そっちの方が良ければ、また乗り換えればいいだけの話ですし。
この記事を読んでいるあなたも、どうせお金を使うのなら、賢く節約して、もっと違うところにお金を使ってみませんか?
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