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管理人:PCやガジェットが大好き。「便利」という言葉に目がありません。4人の子供に囲まれ、嫁さんと一緒に日々子育て奮闘中!

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【パソコンが遅い時に試したい】~高度編~

前回の記事でも、パソコンが遅い時の対処法を書きましたが、比較的簡単に設定できる内容の物でした。

今回はもう少し、深いところまで踏み込んだ方法なので、簡単な方法ではあまり効果がなかった人、さらにパソコンの動きを早くしたい人、高度な設定方法を知りたい人向けになっています。

【前回の記事】

目次

パフォーマンスオプション

PCは初期設定では、見栄えが良いように、人々が使いやすいようにと、いろいろな設定がオンになっているものです。もちろん人によってはいらない機能までオンになっていることもあります。

なかには、見た目よりもスピードが最優先!という人もいると思います。パフォーマンスオプションを触ることで、自分好みにカスタマイズが可能です。

視覚効果

・PCを右クリック
(又はコントロールパネル→システムとセキュリティ→システム)
・システムの詳細設定
(赤枠)

・詳細設定
・パフォーマンス
・設定(S)

・視覚効果
・「パフォーマンスを優先する」または「カスタム」
・必要な項目だけにチェックをつける
・適用
・OK

「パフォーマンスを優先する」にチェックを入れると、下のチェックマークがすべて外れます。

これはPCの初期値で視覚的にいろいろと使いやすいように設定されているものですが、これらのメモリを使ってしまう処理をすべて取り除いて、パフォーマンスを向上させようということです。

すべてのチェックを外すと、さすがに使いにくいと思いますので、上記の
・「フォントの縁を滑らかにする」
・「プレビューを有効にする」

の2か所は最低限チェックを入れておいた方が良いです。

あとはそれぞれで必要に応じて、いるものだけをチェックしてください。

仮想メモリ

仮想メモリ

物理メモリ(HDDなど)が少なくなった時に、仮想的にメモリを書き出して、メモリ不足を補う機能です。

例えば、物理メモリが8Gだったとしても、仮想メモリを使うことで、9G使うこともできます。

便利ではあるのですが、物理メモリがいっぱいだったりして、仮想メモリを頻繁に使うようになると、動作が重くなってしまいます。

その場合は、外付けでHDDを増やすなどの対応が必要になります。

使用しているパソコンにもよるのですが、この仮想メモリの設定は初期設定で自動になっているのですが、この数値を上げることで、高速化につながることがあります。

だいたい3,000~4,000ぐらいの数値にすると、良いです。

・詳細設定
(上記の視覚設定の横)
・仮想メモリ
・変更(C)

・「すべてのドライブのページングファイルのサイズを自動的に管理する」のチェックを外す
・ドライブを選択
・「カスタムサイズ」を選択
・初期サイズ→3000~4000ぐらいが良い
・最大サイズ→3000~4000ぐらいが良い
・OK

GUIブート

GUIブート

PCの起動時にWindowsマークを表示させたりする機能のことです。

初期設定ではオンになっているのですが、GUIブートをオフにすることで、起動時のマークを表示させるための読み込みが無くなるため、起動が少しだけ早くなります。

早くなるといっても、正直数秒程度かと思います。ですが、数秒は早くなるはずなので、数秒も無駄にしたくない人はやってみてください。

※注意点としては、起動時にWindowsのマークが表示されないので、代わりに画面が暗くなります。元々起動が遅いパソコンだと、真っ暗な状態が続くと、壊れた?と勘違いする人もいるかと思うので、あまり詳しくない方はしない方が良いかと思います。

そのあたりを理解したうえで行ってください。

・左下の検索窓に「ms」と入力
・「System Configuration」のアプリを起動
(スタートメニュー ➡ Windows管理ツールでも可)

・ブート
・GUIブートなしにチェック
・適用→OK
・再起動

一時ファイルの削除

パソコンを使っていると、ファイルをダウンロードしたり、更新したりなどするときに、見えないところで、一時ファイルとしていろんなものが保存されてしまっています。

これを削除して容量を軽くしましょう、というわけです。

tempファイルの削除

・スタートメニューを右クリック
・ファイルを指定して実行

・名前に「temp」と入力
・OK

・表示されたファイルをすべて選択して削除する
※一時ファイルなので、削除しても何も問題ありません

%temp%ファイルの削除

先ほどの「temp」を「%temp%」に置き換えて実行するだけです。

こちらも一時ファイルですので、削除して問題ありません。

prefetchファイルの削除

「prefetch」もやり方は上記のものと一緒です。

prefetch(プリフェッチ)

ユーザーの行動パターンなどを分析して、予測による先読みをしたり、ディスクを自動的に最適化してくれる機能です。

アプリやソフトのインストール時などにもファイルが溜まっていきますし、放っておいたら知らない間に容量を圧迫するほど溜まっていたりもします。

こちらも定期的に削除することで、容量を節約できるのでやっておくと良いと思います。

ちなみに標準で有効化されています。prefetchの場合、無効化するにはレジストリを触らなくてはいけないため、そう簡単には無効化できません。

prefetchを削除してしまうと、PCが行動を予測できなくなるため、ソフトの起動に時間がかかってしまうことがあります。

SSDの場合はそもそもprefetchに頼らなくても、読み込みなどが速いので問題ないと思いますが、HDDでは場合によっては逆に遅くなることもある、ということを理解しておいてください。

SSDの人→削除しても大丈夫
HDDの人→よほど容量に困っていない限りはやらない方が良い

また、仮に削除してしまったとしても、しばらくPCを使っていると、prefetchはまた自動的に再構築されるので、問題はありません。

まとめ

今回は、ちょっと高度な設定まで踏み込んで紹介しました。

普段からPCを使う人にとっては、動きが遅いのはとてもストレスが溜まることだと思うので、少しでも快適にPCが使える助けになればと思っています。

PCが重くなる原因はひとそれぞれでなので、この方法が一番いい!ということは言えませんが、いろいろ知って、その中で、自分に合っている方法を探すのが良いと思います。

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